2019年度 ベーシックコース(B日程)7・8回目

2019年10月19日(土)、20日(日)にベーシックコースB日程の第7・8回目が開催されました。

1日目は、院長・船越栄次先生による歯周外科総論の講義からスタートです。

これまで研修会を通して先生方には歯周病を学ぶうえで基礎となる歯周組織、歯周病分類、初期治療、治療計画、そしてスケーリング・ルートプレーニングの大切さなどを中心に習得していただきました。

今回はいよいよ歯周外科についてです!

総論を学んだのちに、歯肉切除術および歯肉整形術の講義・実習を行いました。

現在は炭酸ガスレーザーを用いて行うこともありますが、それはマスターコースにて。

骨が露出しないよう、切開線の角度に注意しながら行います。ゴム模型なので、どうしても歯肉整形が難しいですが…。

その後はライブオペ見学です。

本日のライブオペでは歯肉剥離掻爬術をご見学いただきました。

夜は「もつ幸」にてもつ鍋と餃子を堪能します。

福岡ではとても有名店で、鶏がらスープで煮た具材を自家製酢醤油でいただくもつ鍋です。もつ鍋が苦手な方でも美味しくいただける一品です!!

どのテーブルでもお鍋は空で、お酒もいつもより早いペースでした(笑)

 

2日目は、歯肉剥離掻爬術(FOP)についての講義・実習およびシャープニング実習を行います。

シャープニングの有無は、当然治療の成功率と効率に関わってきますので、当院では歯科医師はオペ前、衛生士はSRP前に必ず使用するスケーラーのシャープニングを行っております。

歯肉剥離掻爬術では切開や剥離、縫合のポイントはもちろん、先生方が臨床を通じて疑問に抱いたことなどをここで解決・習得していただきます。

最後は受講されているお二人の先生に症例発表を行っていただきました。中等度〜重度慢性歯周病の症例で、今後の治療経過報告を楽しみにしております。ありがとうございます。

受講された先生方、おつかれさまでした。

次回は歯周外科(MGS)の講義・実習および、これまで模型で行った歯周外科の術式やさらに模型では練習できない術式を豚下顎骨を用いて実践していただきます。

来月また先生方とお会いできるのを、院長をはじめスタッフ一同楽しみにしております。

重永