2019年度 インプラント・アドバンスコース 第5,6回

6月15日(土)、16日(日)
2019年度インプラントアドバンスコース(第11期)の 最終回である第5・6回目が開催されました。

1日目は船越先生の講義からスタートです。

2017年にFrank Schwarz先生のperi-implantitis治療へのハンズオンコースを受講し、去年より当研修会に加わった新項目です。

2017年に米国歯周病学会(AAP)と欧州歯周病学会(EFP)が中心となって開催されたWorld Workshopにて発表された新しい「歯周疾患およびインプラント周囲疾患の分類」と、2018年の第6回 ITIコンセンサス会議での内容もおりこみ、インプラント周囲炎における病因論、診断、リスクファクター、および治療方法を習得していただきました。

午後は、インプラント周囲炎に対する再生療法を豚骨を用いて行いました。

Bio-Oss、Bio-Gide、そして結合組織移植術を併用した再生療法を習得していただきました。

その後はライブオペにて、インプラント周囲炎に対する再生療法をご見学いただきました。実習内容と酷似しており、受講生の先生方もイメージを掴みやすかったのではないでしょうか。

夜は中洲のリバレイン内にある「博多の砦」にて懇親会を行い、しゃぶしゃぶを堪能しました。まずは乾杯から。

大盛況にて終了し、皆さま博多の最後の夜を楽しんでいただけたと思います。

 2日目は米国歯周病学会専門医であるPaul Lin先生を台湾からお招きし、当研修会講師・安増先生の通訳のもと、Peri-implantitisへの治療法についてご講演いただき、

午後は模型実習です。

切開、剥離、デブライドメント、膜の設置、縫合などのポイントを1つ1つ丁寧に確認しながら進めていきます。

そして最後は、Er:YAGレーザーについて講義・実習を行いました。

MORITA社から発売しているEr:YAGレーザーとマイクロスコープ(Leica M320-D)を用いてデモンストレーションを行い、

先生方に豚下顎骨および抜去歯牙を用いて、Er:YAGレーザーを体感していただきました。

研修会終了後、数人の先生は院長と記念撮影をパシャリ。

今回をもちまして、インプラントアドバンスコースは終了となります。受講された先生方、本当にお疲れ様でした!

これからも船越歯科歯周病研修会をよろしくお願いいたします。

重永

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当研修会 ホームページ ⇨ https://funakoshi-shisyu.com/

2019年 ベーシックコース(A日程)第9・10回

2019年6月1日、2日にベーシックコースA日程の第9・10回目が開催されました。

1日目は、院長・船越栄次先生による歯肉歯槽粘膜形成術(MGS)の講義からスタートです。

講義後は、今回まだ実施できていなかったシャープニング実習から。
SRPやFOPのデブライドメントを効率よく実施するための、大事なワンステップです。

砥石をあてる角度や動かし方を習得していただきました。

その後は模型実習にて、遊離歯肉移植術と両側歯間乳頭有茎歯肉弁移植術を行いました。

先生方みなさま真剣です。
一人の先生が疑問に思うことは、他の先生方も同じです。
勉強熱心な先生方に囲まれながら、副院長・柴戸先生が手技のコツを説明しています。

実習終了後はライブオペです。
歯肉弁歯冠側移動術に先立ち、角化歯肉を増加させるために行う、下顎前歯部への遊離歯肉移植術をご見学いただきました。

 

夜の懇親会は博多リバレイン内の「博多の砦」でしゃぶしゃぶをいただきました。懇親会会場として利用するのは初めてでしたが、料理もお酒も大変美味しかったです!

5回目ともなると、自然と会話も盛り上がり、お酒の量も増えますね(笑)

歯科の話からプライベートな話まで、どの席も盛り上がっておりました!!

 

2日目は当研修会の講師である米国歯周病専門医・植田和弘先生による豚下顎骨を用いた歯周外科実習を行いました。

部分層弁・全層弁でのフラップの翻転、歯肉を根尖側に移動させる際の縫合、歯肉整形や骨整形などを行う際の器具の使用方法やコツを習得していただきました。

やはり模型実習とは一味違い、先生方みなさん大変楽しそうに実習に臨んでおりました。

そして最後に院長・船越先生の長期症例について講演を行いました。

次回は機械的・物理学的再生療法についての講義・実習です。
当研修会はエムドゲイン認定コースとなっております。

ついにこのベーシックコースも次回で最終回です。
来月また先生方とお会いできるのを楽しみにしております!!

重永