マスターコース 第3・4回目

2017年11月25日(土)、26日(日)にマスターコースの第3・4回目が開催されました。

1日目は、炭酸ガスレーザーについての講義・実習です。
研修会講師の日本歯周病学会専門医・堀田慎一郎先生より炭酸ガスレーザーの基礎から学んでいきます。

その後は船越栄次先生による講義です。
症例を交えながら炭酸ガスレーザーの臨床への応用方法を紹介していきます。

歯肉切除、小帯切除、メラニン除去、抜歯窩への応用などなど数多くの場面で使用できます。最大のメリットは処置後の疼痛が極めて少ないことではないでしょうか。

講義後は実際にレーザーを手にとってもらい、豚顎骨を用いて実習を行っていきます。

今回先生方には、今年の10月にYOSHIDAから発売したOPELASER PRO + を使用していただきました。
蒸散時に自身でハンドピースを動かさなくてもレーザーが1点に集中せず、自動で円形スキャニングができるようになったそうです。

(船越栄次先生)

(講師 堀田先生)

(スタッフ 高尾先生)

実習が終わった後はライブオペへ。
今回は抜歯後、炭酸ガスレーザーを用いて骨の治癒を待った箇所にインプラント埋入を行いました。

1日目終了後は恒例の懇親会へ。
本日は『利花苑 中洲明治通り店』にて焼肉です。


研修会のお手伝いをしているスタッフたちも肉に食らいつきます。

(スタッフ 左前から肱川、重永 右前から樋口、周藤、日高)

もちろん1軒目で終わるはずがありません。
皆様足取り軽く、二次会へ〜♪

2日目は骨外科手術、根分岐部病変の治療法についてです。

骨縁下におよぶカリエスを抜歯せずに残す方法や、根分岐部病変をもつ歯へのアプローチ方法などを習得していきます。アプローチを間違えれば、治療によって歯の寿命を縮めかねません。診査診断するための正しい知識と技術が大切です。



(講師 堀田先生)


(船越先生)

(講師 柴戸先生)

実習後は3人の先生方が症例発表をしてくださいました。
ありがとうございました。

次回は機械的・生物学的再生療法、Periodontal Medicine(研修会講師 安増一志 先生)、難治症例についての講義・実習です。

来月また先生方とお会いできるのを楽しみにしております。

重永

ベーシックコース(B日程)第9・10回

2017年11月11日(土)、12日(日)にベーシックコースB日程の第9・10回目が開催されました。

1日目は、院長・船越栄次先生による歯肉歯槽粘膜形成術(M.G.S.)の講義からスタートです。

歯肉歯槽粘膜形成術は付着歯肉の幅を増やす、根面露出などの審美性を改善する、口腔清掃を容易にするため、などを目的として行います。

講義で概要、術式を学んだ後は、遊離歯肉移植と両側歯間乳頭有茎歯肉弁移植の模型実習を行いました。

切開線の設計や、移植片を採取する際のポイントを押さえて行きます。
(講師 柴戸先生)

(スタッフ 高尾先生)

実習後はライブオペです。本日は遊離歯肉移植でした。
ビデオ撮影を行っているのは代診5年目の日高先生です。
日高先生のおかげで院長のオペさばきを一つも見逃すことはありません!

オペ終了後は院長の解説です。

その後は懇親会へ。本日は博多名物の水炊きです。
呉服町にある「水たき 長野」におじゃましました。

鶏の旨味がたっぷり染み出たスープは、濃厚でありながら素朴で優しい味です。
いつ来ても美味しいお店です。

Indiana大学歯周病科を卒業された岸本先生も遊びに来てくださいました。
シメのおじやまで美味しくいただきました♪

2日目は船越歯周病学研修会講師の米国歯周病専門医・植田和弘先生による歯周外科実習です。今まで模型実習で行ってきたことを、豚の下顎骨を用いて行っていきます。ベーシックコースの実習の中で一番楽しいのが、この実習です。

(講師 植田先生)

今までは模型実習のみで感覚がつかみづらかったと思いますが、豚を用いることで部分層弁・全層弁でのフラップの翻転、歯肉を根尖側に移動させる際の縫合、歯肉整形や骨整形などを行う際の器具の使用方法やコツを、下模型実習時よりも体感してもらえたのではないでしょうか。
(講師 植田先生)

(講師 宮崎先生)

実習後は受講している先生の症例検討を行いました。ありがとうございます。

早いもので次回は最終回です。
最終回は機械的・物理学的再生療法についての講義・実習です。
(当研修会はエムドゲイン認定コースとなっております。)
そして日曜日の午後は昼食会を兼ねたCertificate授与式、および記念撮影を行いますので、よろしくお願いいたします。

来月また先生方とお会いできるのを楽しみにしております。

重永