2018年度 マスターコース 7,8回目

皆様、新年あけましておめでとうございます。
昨年はブログ更新を怠っていましたが、今年から再度頑張っていくのでよろしくお願いします。

2019年の船越研修会がスタートしました。
1月26日(土)・27日(日)、マスターコース第7・8回目が開催されました。

船越先生のRidge Preservation Technique の講義からスタートです。

抜歯後の治癒過程で引き起こされる頬舌的・垂直的骨吸収を予防するために行う術式です。さらに院長が考案したOpen Barrier Membrane Techniqueを症例とともに紹介していきました。

講義後は模型実習です。
切開線のデザインや、膜を設置するポイント、縫合等を習得していただきました。

その後はライブオペで、エムドゲインと骨移植材を応用した再生療法ををご見学いただきました。執刀医・船越先生、そして2018年よりビデオ撮影編集は肱川で毎回お送りしています。

今回の会場は創業90余年の老舗『水炊き 長野』で、博多名物・水炊きをいただきました。特に土曜日は雪が降るほどの寒さで、暖かい鍋が体に染み渡りますね。博多に来たら是非とも立ち寄って欲しいお店です。  

2日目の午前は採血・PRP・PRFの実習です。
副院長・柴戸和夏穂先生による講義・デモを行ない、

まずは採血の相互実習から。血管を触知して、採血する血管を決めていきます。

  

それを元に実際にPRP作製方法、取り扱い方等を習得していただきました。

そしてPRFのデモでは、植木先生と小松先生に被験者になっていただき、予後の悪い部分へPRFを。去年も治癒が見られましたが、今回はどうでしょうか。

午後は軟組織におけるRidge Augmentationについて講義・模型実習を行いました。抜歯や外傷等の原因で歯槽堤が垂直的/水平的に陥凹を生じている場合に行う整形外科手術です。

模型だとゴム歯肉なので操作が難しくはありますが・・・
トリミングや受容側に結合組織を設置する際のコツ等を習得していただきました。

最後は当研修会講師の米国歯周病専門医・安増一志先生にPeriodontal Medicineについてご講演いただきました。

来月は炭酸ガスレーザーおよびCorticotomyについて講義・実習を行う予定です。Corticomyにつきましては、銀座矯正歯科の深沢真一先生を特別講師としてお呼びして、ご講演をしていただきます。

来月も先生方にお会いできるのを楽しみにしております。

そして2019年も、船越歯科研修会を是非ともよろしくお願いいたします。

 

重永