ベーシックコース(B日程)第7・8回 

2017年10月7日(土)、8日(日)にベーシックコースB日程の第7・8回目が開催されました。

1日目は、院長・船越栄次先生による歯周外科総論の講義からスタートです。

これまで研修会を通して先生方には歯周病を学ぶうえで基礎となる歯周組織、歯周病分類、初期治療、治療計画、そしてスケーリング・ルートプレーニングの大切さなどを中心に習得していただきました。

今回はいよいよ歯周外科についてです!

総論を学んだのちに、歯肉切除術および歯肉整形術の講義・実習を行いました。

現在は炭酸ガスレーザーを用いて行うことがほとんどですが、こちらはマスターコースにて。

骨が露出しないよう、切開線の角度に注意しながら行います。

(スタッフ 笹田先生)

ゴム模型なので、どうしても歯肉整形が難しいです。

(スタッフ 高尾先生)

その後はライブオペ見学です。

本日のライブオペの内容は歯肉剥離掻爬術および骨移植でした。

夜は「もつ幸」にてもつ鍋と餃子を堪能します。

福岡ではとても有名店で、鶏がらスープで煮た具材を自家製酢醤油でいただくもつ鍋です。もつ鍋が苦手な方でも美味しくいただける一品です。

 

2日目は、歯肉剥離掻爬術(FOP)についての講義・実習です。

切開や剥離、縫合のポイントはもちろん、先生方が臨床を通じて疑問に抱いたことなどをここで解決・習得していただきます。

(講師 堀田先生)

(講師 宮崎先生)

最後は受講されている先生に症例発表を行っていただきました。

受講された先生方、おつかれさまでした。

次回は歯周外科(MGS)の講義・実習および、これまで模型で行った歯周外科の術式やさらに模型では練習できない術式を豚下顎骨を用いて実践していただきます。

来月また先生方とお会いできるのを、院長をはじめスタッフ一同楽しみにしております。

重永

ベーシックコース(B日程)第5・6回 

2017年9月2日(土)、3日(日)にベーシックコースB日程の第5・6回目が開催されました。

1日目は、院長・船越栄次先生による治療計画について講義を行います。

臨床診査の結果・データを元に診断、予後を判定し、治療計画を立てていきます。

Ideal Plan をたて、患者様の希望、状態、協力度等を含めた多くの要素を取り入れながら Alternative plan をたてていきます。抜歯の選択も誤れば、隣在歯の寿命を縮めてしまうかもしれません。正確な診断と治療計画をたてるための基準を学んでいきます。

午後は歯周外科を想定したSRP実習です。

分岐部の歯石除去や、超音波チップの当て方などのポイントを押さえていきます。

(左からスタッフ 高尾先生、講師 柴戸先生)

(スタッフ 笹田先生)

超音波スケーラーで大まかに歯石除去を行った後は、手で仕上げていきます。

前回と同様、根面を滑沢化させます。

(スタッフ 高尾先生)

実習後はライブオペへ。今回は、矯正によって歯肉退縮が起きてしまった方への遊離歯肉移植術を行いました。

懇親会は平尾駅の近くにある「シナモンガール」へ。

美味しいお酒と料理でお腹いっぱいです!
が、博多の夜はこれでは終わりません。この後、元気な先生方は福岡の焼鳥を求めて2軒目と消えていきました…。

2日目には、研修会講師である米国歯周病専門医・植田和弘先生がIndiana大学院歯周病科で実際に学んだ治療計画をもとに講義を行います。

そしてこれまでの資料をもとに、先生方にはご自身の治療計画をたてていただきました。

 

その後は、ある症例の治療計画をグループごとにたてていただき発表・比較検討です。


そして最後はシャープ二ング実習です。この作業を怠るか怠らないかで、 SRPやオペ時のデブライトメントの効率が変わってきます。当院ではオペ前はもちろん、SRP前も必ずシャープ二ングを行います。ぜひともマメなシャープ二ングを医院全体で行ってみてください!

(講師 松延先生)

次回はいよいよ歯周外科についての講義、実習にはいっていきます!!
来月また先生方とお会いできるのを楽しみにしております。

重永

ベーシックコース(B日程)第3・4回 

2017年8月5日(土)、6日(日)にベーシックコースB日程の第3・4回目が開催されました。

1日目は、院長・船越栄次先生による初期治療およびスケーリング・ルートプレーニングについて講義を行います。

初期治療は、歯周外科処置や修復治療前の歯肉の炎症を軽減させるだけでなく、初診時の診断と治療方針をより確かなものに高め、治療を成功に導くための情報を提供する役割を担っています。そしてこの期間中のブラッシング指導およびSRP中は、ただ処置を行うのではなく患者様のモチベーション(動機付け)を成功させることが鍵となります。

今年から船越歯科に勤務した新人衛生士さんと技工士さんも一緒に講義を受けています。

講義後はライブオペへ。

今回は歯肉剥離掻爬術、骨整形を行いました。

夜は焼肉の名店「利花苑」にて懇親会です。

夜になっても30度を超える暑い日には、ビールと焼肉が合います!!

そして2日目はスケーリング・ルートプレーニングの実習です。

まずは院長 船越栄次先生よりデモを行い、先生たちにも実践していただきました。スケーラーのエッジが歯面にかかる感覚を覚えます。

(講師 高尾先生)

次に盲目下で歯石を触知できるよう目隠しをしてのスケーリング・ルートプレーニングを行い、

最後には顎模型を用いても行いました。みなさん真剣です。

さすがにこの時間になると、先生方の手も疲れてきていました。

(講師 宮崎先生)

最後は模型から歯牙を外し、どれぐらい歯石が残存しているかチェック。

午後は副院長 柴戸和夏穂先生による実習デモを行ない、

(副院長 柴戸和夏穂 先生)

まずはPCR作成です。

磨けてないところをご自身で確認してもらい、鏡を見ながらブラッシング。当院オススメの歯ブラシを受講生の先生方に使用してもらいました。

その後はスケーリングの相互実習を行いました。

 

ぜひとも日々の臨床の中で実践してみてください!!

次回は院長 船越栄次先生と研修会講師の米国歯周病専門医・植田和弘先生による治療計画の講義・実習になります。

また来月先生方とお会いできるのを楽しみにしております。

重永